2007年12月28日

毎年恒例の小さなクリスマスプレゼント交換会Xmas chez Gill

1988年に大英博物館の紛失物コーナーで知り合って以来の親友ジルさんは、最愛の御主人デイヴさんを数年前に亡くされてから一人暮らしです。クリスマスのプレゼントを届けるために、毎年年末にお邪魔するのが恒例行事となっています。今年は、日本からの御土産や、お誕生日(元旦)カードをしっかり笑顔で受け取ってもらいました。ロンドン留学中だった猫婆は、当時博物館内にあった大英図書館で毎日色々な本を読んで勉強していたのですが、ある日ハンカチか何かを落として紛失物担当室にお邪魔したところ、そこで勤務中のジルさんと仲良くなり、博物館スタッフ主催の前庭慈善バザーに招待されたりした縁で、1996年ロンドンでの結婚式にも出席してもらい、クリスマスカードだけは毎年必ず出していました。御主人の訃報を知ってから、クリスマス休暇中にプレゼントを持参して訪問したところ、大変喜んでもらえたので、それ以来毎年続けています。最初は長距離ドライブを楽しんでいたのですが、車を売却してからは電車を乗り継いで片道3時間の大イベントとなりました。

無事に帰宅して、ジルさんからのプレゼントを自宅のツリー下に並べ、帰りの地下鉄で置き忘れられていたのを拾ってきた本日付けガーディアン紙(職場で毎朝愛読しているリベラル紙)も記念に添えました。パキスタンのベネズィア・ブートォ元大統領の暗殺事件が一面トップ記事です。オクスフォード大学討論協会(Oxford Union)のリーダーだった希望の星が空に帰ってしまい、残念です。旧植民地のエリート子弟は英国の大学に留学後、帰国し母国で活躍することが期待されており、ビルマ(英国政府はミャンマー政府を認めなていない)のアウン・サン・スー・チー女史も同じく、女性ながら民主化のリーダーとして地元で多大な支持者を抱えていますが、現政権を支えるパワフルな連中に敵視され、自宅軟禁状態のままです。英メディアは、これら民主化・人権問題を真剣に取り上げ、一般市民の中にもアムネスティなどの人権保護団体に寄付する人が少なくありません。猫の国終身国家元首老いぼれ猫国王陛下もアムネスティ日本支部の支持者として知られていますにゃ。
Mrs Gill Search, former British Museum staff, smiles with Christmas presents at her home in Canvey Island. The last photo is presents from her and the Guardian front page of the day of my visit.

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