2009年4月8日

Miracle cat rescue ケルン市奇跡の猫救出劇

4月7日付独シュピーゲル誌オンライン速報によりますと、3月3日に倒壊したケルン市の市立歴史資料館の瓦礫の下から何と5週間ぶりに猫のフェリックス君(12歳)が救出されました!

同市消防レスキュー隊によりますと、5週間も瓦礫の下に閉じ込められていたにも拘らず、フェリックスにゃんは驚くほどの健康状態とのことで、「小さな奇跡」と喜ばれています。

今は無事に、感激した飼い主アンドレア・シュレーダーさん(34歳)のもとに戻ったフェリックスにゃんですが、アンドレアさんは、最愛の飼い猫が行方不明となった後も決して希望を捨てず、フェリックスの写真を添えたポスター50枚を近所の電柱に貼りまくり、探し続けていたそうです。

消防レスキュー隊の隊員さんが、4月5日月曜日午後に瓦礫の撤去作業を行っていたところ、弱々しい「にゃおぉん」が聞こえ、掘ってみたところ、最初に猫の頭が、そして前足が見えたので、さらに注意深く掘り出して、無事に救出されたとのことです。

隊員さんは、50枚のポスターの成果で、「フェリックスにゃんだ」と気づいたそうで、救出後まもなくアンドレアさんに連絡され、無事に飼い主さんのもとに戻ることができたのであります。

フェリックスにゃんは、アンドレアさんの御両親が住むアパート(日本でいうマンション)に同居していましたが、資料館の倒壊と同時にこのアパートも倒壊してしまったそうです。アンドレアさんの御両親は、怪我も無く無事に避難できましたが、フェリックスにゃんは事故当時、御両親のベッドの上で熟睡していたそうです。

雨水を飲んで生き延びたと思われるフェリックスにゃんですが、アンドレアさんは即獣医さんに見てもらい、注射をしてもらったものの、骨折も何も怪我をしておらず、足元が少しふらつくだけで、大丈夫とのことです。ただ、アンドレアさんは、もう1匹の飼い猫、クレオにゃんが行方不明のままで、探し続けているとのことです。

ケルン市地下鉄建設工事が原因とされる本倒壊事故では、男性2名が死亡し、貴重な歴史的資料が損失しています。クレオにゃんが無事に見つかるように皆様も祈ってくださいね。
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